未経験の転職をしたい人「未経験の転職を頑張っているんだけどうまくいかない…。でも、今の仕事を続けるのは嫌だし。パパっと今よりいい会社に転職したいなぁ…。」
こういった未経験の転職がうまくいかない原因と、内定獲得の方法についてお答えします。
これまで未経験の転職を6回経験し、面接担当者を経験しました。
その経験から言えるのは『未経験でも転職は必ずできる』ことです。
ただ、いきなり求人サイトで転職先を探しても『自分はどんな仕事が向いているのか?』が曖昧なまま転職を繰り返しても、自分にマッチした仕事を見つけることは困難です。そのため、この記事を最後まで読んで正しい転職をしてください。
本記事の内容
- 未経験の転職がうまくいかない6つの原因
- 最短で転職を成功させる3ステップ
- 補足:ハローワークを利用するときの注意点
- まとめ【未経験の転職は行動力がすべて】
未経験で受からない人がうまくいかない6つの原因
失敗する原因は次の5つです。
- 自分は特別だと勘違いしないこと
- 経験者がライバルにいるのを忘れている
- 「未経験歓迎=未経験者が欲しい」ではない
- 「なんで我が社?」に答えれない
- 給料だけで転職先を決める
- 浅い知識で企業のことを語る
1〜6の順番に解説します。
1.自分は特別だと勘違いしないこと
未経験の転職で受からない原因の多くは「自分は特別な存在」だと無意識に錯覚していることです。
転職したい会社が未経験でも募集をしているのを見て
- 「未経験なら自分にチャンスがあるかも?」
- 「他の人はダメでも自分ならきっと大丈夫!」
- 「今まで失敗したことないし、今回もいけるだろう…。」
と、ほとんど対策を行わずに書類選考資料の提出や面接に臨む人がいます。
厳しい事実ですが、世の中にはあなたより優れている人は数えきれないほどいます。
漫画やドラマのような展開は実際に起こりません。私も転職のたびに、こうした甘い考えをして失敗しました。
そして、追い打ちをかけるようで申し訳ありませんが、あなたが採用されたい求人の多くにあなた以上に優秀な人が応募しています。
未経験のあなたは能力・経歴の視点でかなり不利な状況からアピールを始めないといけない事実を把握することが大切です。
2.経験者のライバルがいるのを忘れている
「未経験歓迎」や「未経験でも丁寧に教えます」の募集をしてる会社であっても、経験豊富な人も普通に応募しています。
未経験でもOK的な応募を見て「未経験歓迎だから応募者の多くが自分と同じ未経験かも?」と考えるのは甘い考えです。
未経験歓迎と書いてあっても、あなたより経験と知識を持った応募者がたくさんいると想定して対策が必要です。
3.「未経験歓迎=未経験者が欲しい」ではない
なぜ未経験者でもOKと企業が求人を出してるのか。
それには次の理由があります。
- 応募してくる人の全体数を増やしたい
- 経験者より優秀な人間性の人材が欲しい
- ハードルを下げて、気後れしている経験者も応募してほしい
こういった企業側の思いや期待に応えるようなアピールをしないと的外れなアピールになってしまいます。
4.「なんで我が社?」に答えられない
どんな会社にも似たような別の会社があります。
そんな中で、「この人はなぜココに来たんだろう?」と、企業側は100%考えています。
たとえば、あなたが友達に
「なんで自分と友達になってくれたの?」
と聞いて
「顔が良いから。」
「お金儲けができるから。」
「女の子紹介してくれそうだから。」
「グループで優位なポジションにいれるから。」
なんて言われたら、今後も友達でいるか考えますよね。
企業も同じで、たくさんある会社の中で、
『なぜ面接にきてくれたのか』
に対して
『ここじゃないとダメです!』
という回答が欲しいんです。
5.給料だけで転職先を決める
給料の高い会社はそれだけで魅力的ですよね。
しかし、給料だけを追求して転職すると、半年もしないうちに「うわっ、今の仕事が全然楽しくない。辛い…」と充実感を失って、辛さを感じるようになります。
私の失敗談になりますが、高い給料で選んだ会社に入ってすぐにお金以外の魅力が無いことに気づきました。
仕事内容や昔からの慣習、付き合いなどがまったく合わず、すぐにストレスが爆発しました。
精神的に働くのが辛くなって、最終的に退職。
多かった給料は次の転職が決まるまでにはすべて消えて、「何のためにお金で選んだんだろう…」と深く後悔しました。
6.深く調べず企業の事業内容や理念を志望動機に書く
これは、私が面接をする側に居た時に多かったのですが、ネットや会社のウェブサイトで得た情報を活用して志望動機を書いてるのを見ると、面接で質問したくなります。
企業側からしたら
「どこまで調べてくれたのか?」
「外部からしたらどのようなイメージなのか?」
「企業で働いてないのになぜそんなイメージを持っているのか?」
と聞きたくて仕方なくなります。
ここで情報不足でネットだけを見て書いただけだと、浅い回答しか返ってこなくて
「採用して働いたら、あまり調べずに仕事するのかな~。」
と、採用するのを見送りたくなります。
会社は信用がとても大切です。したがって、きちんと調べていない情報で取引先と話しをされると困ります。
逆に、深く企業の情報を収集している場合、面接で自己アピールするチャンスになります。
しかし、実際に入社していない会社についてイメージで話して時間を使うより、あなたの人間性についてアピールしてくれた方が企業側としても助かります。
受からないと悩まず最短で転職を成功させる3ステップ
ここまで読んで「未経験の転職なんてしんどいだけ。」と、感じたかもしれません。
たしかに、やみくもに転職したい気持ちだけの勢いで行動すると
- 実は経験者に来てほしかった求人募集だった
- 職場環境が合わずに1か月ほどで転職したくなった
- 50社に書類選考の資料を送ったけど、1度も面接までいけずに空回りしている
みたいに、困難な転職活動になります。
しかし、次の3つのステップで行動すれば未経験でもスムーズに転職できます。
実際にわたしは、次の方法で受からないと言われる未経験の転職を6回成功させました。
- 自己分析を行なう
- 転職サイトで会社情報や相談サービスを使う
- 在職中に転職先の業界資格を独学する
1.自己分析を行なう
転職を最短で成功させるために自己分析が不可欠です。
転職したい人は、すぐに求人サイトで転職先を探して今の生活から抜け出したくなります。
しかし、あなた自身について知らないまま転職をすると…
「給料が高いここで働けば今後の生活がラクになりそう。」
「会社規模が大きいから未経験でも安心して働けそう。」
「少人数の会社だからすぐに昇進のチャンスがありそう」
「働きたい職種へたくさん書類選考すればどこかは採用されるはず!」
こうした簡単な理由で転職しても、すぐに「思っていたのとは違うな。もうやめたいな。」と後悔して、ただ疲れるだけです。
自己分析をサボって「自己分析なんて面倒くさい!」って理由だけですぐ求人サイトから応募したけど、それが原因で本当は合っていなかった会社への書類選考や面接で多くの時間を消費しました。
会社情報の調査は確かに大切だけど、それ以上に自己分析は最優先で行ってください。
これをしっかりやっておけば、面接で予定してなかったことを質問されても回答に困ることはありません。
自己分析をしっかりやっておけば、面接で予想外の質問をされてもスムーズに回答できます。
自己分析といってもシンプルで大丈夫です。
- 精神的に疲れが残らなかった仕事・作業
- 今までの仕事で思ってるより評価されたこと
- 毎日残業してもまったく成果が出なかったこと
- 仕事内容を具体的に理解してもやってみたいと思える仕事
「自分の向いてることを知る」ためにたくさん書き出せば、自分に向いている仕事の方向性なんとなくが見えてきます。
でも、自己分析を一人でするのは面倒…
な方は、オンライン無料相談ができる【ミートキャリア】を利用してみて下さい。
登録して相談するのは面倒だけど、逆を言えば面倒なので多くの人は利用していません。
したがって、こういった相談サービスを利用して自己分析をしっかりするだけでも他の応募者と明確な差がつきます。
2.転職サイトで会社情報を見る・相談サービスを使う
転職を成功させるには色々と会社を見て経験値を積むのがいいです。
同じ仕事でも会社で雰囲気がまったく違います。
- 現在の社員のメッセージがあるか?
- 会社が掲げている経営理念やビジョンは何か?
- 社長や経営陣はどのようなメッセージを発信しているのか?
- 会社はどのような業界で、どのような活動を行っているのか?
- 会社が採用において求めている人物像はどのようなイメージか?
あとは、採用担当者へ質問できる会社であれば電話をして有益な情報を手に入れる工夫をしてください。
ここまでをしっかり頭に入れて話しが出来れば、多くの応募者と差をつけられます。
あと、相談サービスを使う方法ですが下記に転職サイトをまとめておきました。
- リクルートエージェント
実績1位で最大級の転職サイト。ここを登録してればたいていは問題ないです。 - 安定のお仕事|20代の未経験の転職
20代ならこちらがおすすめです。 - マイナビ転職エージェント
大手らしく非公開求人多数案件が多いので上記のサブとして登録して損はないはずです。
求人雑誌では求人情報や不特定多数に対するお得情報はありますが、「あなた」に寄り添ったサポートはなく、ハローワークでは職種の知識がない人が担当者になるリスクがあります。
上記サイトから転職支援サービスお申し込みをすれば、最新情報を持つ専門家があなたの転職活動を支援してくれます。
何と言っても無料で相談できますので、最大限活用してプロの知識を活かしてください。
※さらに手厚いサポートが欲しいのでしたら有料でサポートもしてくれますが、無料の範囲で私は十分でした。
3.在職中に転職したい業界に関する資格を独学する
これは資格を取らなくても、資格の勉強をするだけで他の応募者と差をつけるために行います。
私の場合、3か月前から転職する業界の資格勉強や本を買って知識を増やしました。
それを履歴書や職務経歴書に具体的に書いて、『未経験者だけど積極的に学ぶ姿勢や基礎があります。』アピールをしていました。
採用後に採用された理由を尋ねると、
「未経験だったけど、伸びしろがありそうだった。」
「学ぶ姿勢は教えられないから、ある人を優先して採用した。」
などの回答が多くありました。
この戦略は正解だったと実感しています。
補足:ハローワークを利用するときの注意点
わざわざ転職サイトを使わなくてもハローワークでもいいんじゃないの?
と、転職するなら国の転職サービスを使う方がいいと感じる人がいると思います。
結論としてはハローワークは最終手段以外使わないでください。
何故かというと、転職サイトに比べて
「書いていた給料額と違った!」
「仕事内容が書いているのと違った!」
「正社員の募集だったのに契約社員から始めさせられた!」
など、登録している企業の情報を精査していないことで起こるトラブルが未だに多いからです。
それでも、すぐに求人検索を出来て応募できるハロワークを利用したい。
そんな考えを持つこともあると思います。
そんな方へ、私の経験からハローワークを利用したときに感じたメリット・デメリットを次にまとめました。
参考資料:令和3年度 ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数
上記で3,870件の申し出がありますが、申し出をしない人を合わせると約10万人(※)近くの人が内容の違って時間を浪費したことになります。
※10万人になった根拠はコチラ『グッドマンの法則』
メリット
- 求人情報がどの企業も同じ書き方で見やすい
- 転職サイトが弱い職種の仕事も多くある
- 地方(企業数が少ない)なら転職サイトより求人数が多い
- 未経験でも転職できる無料(条件によっては有料)の訓練学校がある
- 書類選考・面接でトラブルが発生したときにハローワークが間に入ってくれる
- 電話のときに求める人物像を企業側に聞ける(ムダに面接に行かなくて良いのは大きい)
デメリット
- 競争相手が多い
- 求人に偏りがある
- 情報の古い求人がある
- 一部の仕事は転職相談ができない
- 興味のない求人も検索にひっかかる
- 企業情報を精査なく掲載していることがある
- 情報が違ったからと言って対応してくれることはない
- 求人票の説明文が詳しく書いていないのでブラック企業の判断が難しい
ハローワークは検索条件を詳しく絞れない(絞り込み検索はあるんですが、何故か除外しているのも表示します。)のと、担当職員によって企業情報が古かったり担当者に転職した経験がなかったりと能力差があって、ハズレを引いたときは苦労します。
しかし、ハローワークは未経験者に手厚い訓練学校のサービスがあるので、未経験のまま転職活動をしたくない人はそうした訓練学校を経由して転職活動をするのもおすすめです。
まとめ【受からない未経験者の転職は行動力がすべて】
最後に大切なことを言いますが、【すぐに行動あるのみ】です。
未経験の転職は行動量=成功率ですので、この記事を読んだらすぐに今の転職活動に記事の内容を取り入れてください。
すぐに行動した人から成功を掴めます。
行動するのに便利な無料の転職サイトと、無料の相談を最大限使って最短で成功する第一歩を踏み出してください。
- ミートキャリア:無料で自己分析の相談ができるサイト。
- リクルートエージェント:実績1位で最大級の転職サイト。
- 安定のお仕事|20代の未経験の転職:20代ならこちらがおすすめ。
- マイナビ転職エージェント:非公開求人多数の大手。