「転職先が決まらなくて毎日不安…」
「転職活動で焦ってしまうのを何とかしたい!」
「焦らず転職を成功させる方法があれば教えてほしい!」
私はこれまで、焦って転職をした結果、一年も続かず退職をした経験が4回あります。
正直、転職は焦る必要はありません。
しかし、頭では分かっていても、転職活動を今している人は焦るのも事実です。
そこで、この記事では、私自身の経験をもとに「転職で焦る人が失敗する残念な特徴」をまとめました。
自分の焦る理由を理解して冷静に転職活動に臨むために、ぜひ最後まで読んでください!!
小中悟(こなか さとし)
フリーランス8年目。7つの事業に失敗するも、8回目の成功で年商5,000万円超の事業を一人で経営する。本ブログでは、未経験から始めたWebライターで稼げるようになった方法を実話に基づいて発信。
転職で焦る人が失敗する9つの特徴を詳しく解説!
- 退職理由を整理しない
- 転職先が決まる前に退職する
- 次の仕事を決めて安心したい
- 譲れない条件が多い
- 会社名しかアピールすることがない
- 不採用になっても分析をしない
- 無職を恥だと考える
- 目先の不安ばかり気にする
- たくさん応募すれば成功する
1.退職理由を整理しない
転職をするときに「なぜ辞める必要があるのか?」を整理しないと、同じような転職を繰り返します。
- ブラック企業だった
- 今回は運が悪かった
- 上司や先輩が嫌な人だった
- 嫌な仕事ばかり押し付けられた
多くの人は、嫌なことがあるから退職をします。
しかし、「嫌だから辞める!」だけで転職すると、同じ失敗を繰り返さない方法が分からないままになります。
「仕事内容」や「人間関係」、「職場環境」のどれが退職の動機として大きかったのか。
そして、仕事内容が嫌で辞めたのなら、どんな仕事内容が嫌で辞めたのかを分析をすることで、同じような企業を避けることが可能になります。
ちなみに退職する理由が「残業が多い」でも問題ありません。そちらについては「残業の多さを理由に会社を辞めても大丈夫【人生は自分次第です】」で詳しく解説しています。
2.転職先が決まる前に退職する
転職を決意したらすぐに退職することはおすすめしません。
退職をすると、無職となり収入が貯金に頼る暮らしになるからです。
また、退職しても税金は前年分から計算されて予想外の請求が一斉に届きます。
一番の問題は、転職活動を始めてもすぐに転職先が決まらないことです。
空白期間が長くなると、焦りから「どこでもいいから仕事を決めよう!」と考え、適切な転職が困難になります。
退職せずに転職活動を行なえば、安定した収入源を確保することができ、冷静に行動できます。
在職中にスキマ時間をすべて活用して転職活動を行なうのは大変ですが、その手間を差し引いても、絶対退職しないほうがいいです。
3.次の仕事を決めて安心したい
複数の企業から不採用通知が届くと、ついついとりあえず採用できる企業を選んで早く安心したくなりますが、正直、この方法はおすすめしません。
転職の目的は早く仕事を見つけることではなく、自分が望む企業でキャリアを築くことです。
焦って転職先を決めた結果、私みたいに「こんな会社だとは思わなかった…。もう辞めたい。」となって、すぐに転職活動をすることになります。
特に急いで転職したブラック企業は、半年も辞められなかったため、本当に焦ることは危険です。
事前に準備をしっかり整えていれば、時間をかけて冷静に転職活動をすすめることができます。
4.譲れない条件が多い
結論として、全て叶えてくれる企業を探すのではなく、順番を決めて企業に合わせて譲る部分を明確にしておくことが重要です。
例えば、譲れない条件として
- 残業はゼロ
- 転勤はなし
- 有給休暇が取れる
- 年間休日数が120日以上
- ボーナスは2か月分以上
- 毎年ベースアップあり
- 資格取得で給与アップ
があるとします。
自分が働きたい企業が求める人物像や求人情報が、自分にとって譲れない条件の中で当てはまるか確認しておく必要があります。
入社直後は、譲れない条件も我慢して仕事を覚える事を優先して充実感と達成感の日々が送れます。
しかし、勤務年数が長くなると、目を背けていた残業の多さがストレスになって、会社に行くことに苦痛を感じ出します。
一度ストレスを感じると、働き続けることが精神的に辛くなり、最終的には転職活動を余儀なくされます。
譲れない条件を目先の条件で妥協せず、具体的にどこまで譲って応募するか検討をすることで、企業で多くの実績を積むことに専念できます。
5.会社名しかアピールすることがない
「前職は○○会社に務めていました。」や「前職は○○で課長として働いていました。」と、学歴の高さや役職をアピールする人がいます。
しかし、会社名や役職をアピールポイントにすることは、スキルや実績が無いと言っているようなものです。
求人募集をしている企業が知りたいのは、「これまでどんな経験を積み、どんな実績を築き、どんなスキルを身につけたのか?」です。
会社名や役職だけを書いた履歴書や職務経歴書では、企業にどれだけの貢献をしてくれるか分からず、評価が難しくなってしまいます。
6.不採用になっても分析をしない
不採用の理由を分析しないと、同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。
不採用通知を受けると、「自分は必要じゃない人間なんだ…」と悲観的になりがちですが、不採用だったのは自分の人柄や能力だけが問題ではありません。
≫不採用の理由を分析する
- 第一印象が良くなかった
- 嫌な質問にイラついてしまった
- 返答が適当だった部分があった
- 丸暗記したような回答が目立った
- 自分のアピールが十分に伝わらなかった
- 入社後の貢献内容が説明できなかった
- キャリアプランの説明が不十分だった
- 企業が求めていないアピール内容だった
不採用になったときほど学べるチャンスです。
失敗を活かして、徐々に希望する企業に合ったアピール方法に軌道修正をすれば、内定を得る可能性を上げていけます。
7.無職を恥だと考える
以前、私が採用担当者として面接をしていた際に、「無職だとバレると恥ずかしいので…」と言われる方が何人かいたことに驚きました。
大人として自分で生活費を稼ぐことを求められる社会ですが、「無職=恥」と考える必要はありません。
働くことは人生の大部分を占める重要な要素ですが、時にはゆっくり心を落ち着かせ、将来をじっくり考えることも必要です。
40年にわたる労働人生において、2年間を無職で過ごしたとしても、長い目で見ればそれほど大きな問題ではありません。
8.目先の不安ばかり気にする
転職活動は、未来が見えず不安を感じることがよくあります。
生計を立てるために貯金を切り崩し、家族からは「いつ働くのだろう…」と思われる状況に、焦りや不安を感じて、冷静な判断が難しくなります。
私の家族は幸いにも、「ゆっくりで大丈夫。」と言ってくれましたが、それでも生活費に神経を使うようになりました。
未来が見えないからこそ、勢いだけで行動するのをやめ、不安を取り除くために「目的」と「道具」が必要です。
旅行で例に挙げると、目的地を提示しても「どの道を歩き」「どんな道具を用意するのか」が分からなければ、分かれ道のたびに不安で立ち止まることになります。
どんな目的で転職をするのか、そのためにどんなスキル・実績・資料を用意すればいいのか。
万全の準備をして臨むことで、落ち着いて自分に合った企業を見つけることができます。
9.たくさん応募すれば成功する
転職は応募数を増やせば、自分に合う企業に出会える確率は高くなります。
もちろん、選択肢は多いほうが良いですが、準備不足なら数だけ増やしても、実は合っていなかったと後悔する転職の数が増えるだけになってしまいます。
また、一度に多くの企業に応募しすぎると、応募書類の準備や費用、面接日程の管理で毎日忙しくなってしまう問題も発生します。
退職前なら、休日のたびに面接をしていると、体と心を休ませる日を無くしてしまって精神的に追い詰められて転職までに疲れ果ててしまう可能性も出てきてしまいます。
まとめ:転職活動で焦ると冷静に転職先を探すのが困難になります
本記事では「転職で焦る人が失敗する残念な特徴」について解説させていただきました。
要点を簡単に次にまとめますと、
- 退職理由を整理せず「運が悪かった」で片づける
- 転職先が決まる前に退職すると金銭面で焦り続ける
- 早く安心したくてすぐに採用される企業を選ぶ
- 譲れない条件にこだわって転職先を絞る
- 会社名や役職でアピールすれば採用されると考える
- 不採用になっても「見る目が無い」で済ませる
- 「無職=恥」と考えて急いで仕事を決める
- 目先の不安ばかり気にして計画を立てて行動しない
- たくさん応募すればいつかは採用されると考えている
本記事の失敗する人の特徴をすべて取り除くことで、冷静に転職先を探せるようになります。
なお、転職回数が多くて焦っている人は「【実体験】転職回数が3回以上の30代でも成功させる秘訣7選と失敗する人の7つの特徴」で転職回数が多くても成功する方法を解説していますので、ぜひご覧ください。