仕事に行きたくない人「会社に行きたくなくて寝たくない…。でも、寝ないと明日の仕事がつらい。毎晩毎晩明日が来ないで欲しいと願っているのっておかしくない?最近は夜になるとつらくて泣いてしまう…。」
このような毎日を送っている人へ。
私は商品を販売したり、文章を書いて生活を送っています。
以前は、高収入や好待遇、達成感のために多くの嫌なことに耐えて働いていました。
しかし、今なら言えるのですが「こういう生活って続かないんです。」
ある日、玄関ドアを開けようとしても手に力を込めても動かず、1週間経っても同じ症状が続いてかなり混乱した毎日を送りました。
その後、会社から退職することを勧められて精神科へ通院することになりました。
この経験から言える結論は「つらいと感じる仕事は進んで辞めるべき。」です。
今回の記事は私のように、毎日会社のことを考えるだけで毎晩つらい思いをしている人に向けの内容になります。
当記事で解決するお悩み- 明日が来るのが嫌だ…。
- 時計を見るたびドキドキする
- 明日仕事だと思うと眠れない…
- 仕事に行きたくないから毎日ギリギリまで寝ている
仕事が行きたくなくて寝たくないのなら、今すぐ辞めるべき理由
大事なことを最初に伝えますと、「眠れないほど仕事に行きたくないなら、仕事を今すぐ辞めたほうが良い。」ということです。
明日仕事だと思うと眠れない状態は異常なんです
「仕事は我慢するもの」という意見に対しては、昔はそうだったかもしれませんが、今の時代は参考にしなくて問題ありません。
2023年の日本の健康寿命は74.1歳で、希望すれば70歳まで会社で働ける社会です。
現在、22歳の新入社員なら約50年も働く必要がありますが、仕事が嫌で「行きたくない」と感じたり、「寝たくない」という精神状態で無理をしながら働き続けるには人生はつらくないですか?
もし、それでも50年間も働く必要があるのなら、「条件が良い仕事」よりも「長く続けられる仕事」のほうが楽しい人生になるほうが良いですよね。
補足:「仕事=我慢して働く」って本当?
ちなみに仕事をWikipediaで検索すると「職業」と「労働」の一覧が見つかります。
- 職業:才能と境遇に応じて社会的役割を分担
- 労働:人間が自然に働きかけて、生活・生産手段などをつくり出す活動
説明から「仕事=我慢して働く」という言葉はどこにも見当たりません。
この事実からも周囲の人の意見が根拠のない話しだと分かります。
人生の目的に合ってない頑張りかもしれません。
高い地位や多くの資産を持っていても、誰も応援してくれず祝ってくれないと、寂しいと感じませんか?
過去の仕事でそのような人はいました。
有料老人ホームで働いていたときに、年商10億の社長だった人がいました。高級感のある服装で礼儀正しく、部屋には経営に関する本がたくさんありました。しかし、一度も訪問者が来ず、亡くなった後も家族は荷物を引き取りに来なかったのです。
さらに、
「子供たちは全員有名な大学に通っている。」「毎年、家族旅行を楽しんでいる。」と自身の家族のために40年間必死に働いた人が、定年後に家族との交流が皆無になり悩んでいます。
最後に私の経験ですが、
家族の暮らしを少しでも豊かにするため、高収入の仕事を選び、毎日5時間以上の残業をし続けていました。ところが退職後、家族から「実は早く辞めてほしかった。」と言われました。
これらの経験から気づけたことは、「人生を犠牲にする間違った選択に早く気づいて、あなたの人生で大切だと感じることに多くの時間を確保することです。」
仕事は人生に沿ったものにすれば仕事に対するネガティブな感情は自然と無くなります。
うらやましい人生より楽しめる人生を手に入れよう
心の病になると二度と同じ生活には戻れません
いまこの記事を読んでいる人の中で
- 明日仕事だと思うと眠れない
- 会社に行きたくなくて寝たくない
- 仕事行きたくないから朝はギリギリまで寝る
- 明日が来るから寝たくなくて朝まで起きていた
- 寝たくなくて現実逃避でスマホでゲームをしている
1つでも当てはまる人は、いますぐ今の環境から抜け出してください。
私はその状態でも
- 生活の為にお金が必要だから辞めることはできない!
- 「嫌だから辞める!」なんて情けない理由で辞められない!
- 辞めたことを周りに知られて笑われたり、低く見られたくない!
と考え、我慢して働き続けましたが、待っていたのは心の病でした。
病になってから元の暮らしに近い状態になるまで3年かかりましたが、現在も病気になる前の6割ほどしか働くことはできません。
病院に行っても心の病は「完治」はしない現実
心の病になっても、病院に行けばよくない?
病気の話しをすると、こうした意見が出てきそうですが、心の病は病院でも完治しません。
診察すると病名が分かり飲むべきお薬を処方され、今後の生活方法についてアドバイスをいただけますが、完治する説明はありません。
「向き合って生きていきましょう。」的な会話で、今後の経過を様子見する日々になります。
(病気になる前は私も治ると思っていました。)
世間体や見栄を気にしないなら世の中に仕事は多くあります
日本は多くの仕事があります。見栄や周囲の評価を気にしないなら 約1万7000種類以上ある仕事から、自分の能力に合わせて選択できます。
- 設計職:不動産の意匠・構造・設備設計業務などを行う
- 営業職:取引先や小売店、個人宅に自社商品を販売する
- 企画職:新商品開発や既存商品の改善などを提案する
- 製造職:円滑に商品が作成されるようサポートする
- 広報職:製品のPRを行って販売を応援する
- 介護職:利用する人が快適に生活できるようサービスを提供する
- 医療職:担当する診療科目に応じて、診察・施術で入院患者の生活のサポート
- webエンジニア:webサイト上のサービスを提供する
- プログラマー:プログラミングを行う
- ライター:依頼主の目的に沿って文章を作成する。
- デザイナー:大衆の目を引くような作品を制作する。
これだけ多くの仕事がありますので、今の仕事を無理にこだわらず辞めても大丈夫です。
こだわって体を壊したり、心の病になっても会社や意見してくる人は責任を取ってくれません。
自分自身で選択をした責任を取らないといけません。
それなら、「好きな仕事に夢中になって働き、趣味を楽しみ、家族や友人と共に過ごす」で生きるほうが人生とても楽しいです。
辞めてみると今の悩みの大半は大したことは無い
今の仕事を辞めることは、人生の終わりではありません。
心の病になって仕事を辞めた私ですが、辞める前は「ここで辞めたら、私の人生終わりだ!」と本気で思っていました。
しかし、実際に辞めてみると、貯金や失業給付(雇用保険)、 総合支援資金などで生活はできました。それに、友人や知人から笑われることもなく、むしろ快く助けてくれる人が多かったのです。
冷静になって考えてみると、日本には毎年約770万人もの退職していますので、会社を辞めることは珍しいことではありません。
辞めたからといって「ここで辞めたら、私の人生終わりだ!」とはまったくなりません。
むしろ、
今回は学校や親、友人が評価している仕事を選んで間違えたのだから、次は人生の目的に合った仕事を探してみよう!
と、考えて良いのです。
補足:眠れないのはあなただけじゃない【多くの日本人も眠れていない】統計で根拠を説明。
主要先進7ヵ国の中で約1時間少ない最下位
仕事に行くのがつらくて眠れない人へ。
あなたはいま特別な状態にいるかもしれませんが、同じ悩みを抱える人は多くいます。
安心してください。
厚生労働省の「令和元年(2019年) 国民健康・栄養調査」によると、40.4%の人が「睡眠時間が足りなかった」「睡眠全体の質に満足できなかった」と回答しています。特に30代は56.7%が睡眠に不満を抱えていることが報告されています。
さらに、
経済協力開発機構(OECD)の2021年度調査によれば、主要先進7ヵ国の中で、日本の睡眠時間は平均して1時間ほど少ない最下位であることが分かりました。
この結果からも、日本では全体的に睡眠不足の人が多く、眠れない夜を過ごしている人は多くいます。
『ショートスリーパー』は人口の約0.5%
睡眠時間について「3~5時間眠れば十分」という人もいますが、睡眠評価研究機構代表の白川修一郎氏によれば「5時間未満の睡眠で足りる『ショートスリーパー』は人口の約0.5%で、すべて遺伝によるもの」だと報告されています。
さらに、睡眠時間は後から訓練によって短くすることはできないという報告も合わせてされています。
もしかしたら、あなたはショートスリーバーかもしれませんが、5時間未満の睡眠で疲れが残るようなら、睡眠時間を削って働く生活を最優先で解決する必要があります。
私は毎日8時間睡眠をとっていますが、それ以下だと疲れがたまります。
以前は、
毎日4時間睡眠で頑張れば、周囲より早く成功できる!
と信じていましたが、実際はそのような努力はどれも実を結ばない悲しい時間でした。
まとめ:仕事に「行きたくない!」「寝たくない!」なら会社を辞めよう【自分自身を一番大切にしよう】
今回のまとめです
- 寝たくないと感じる精神状態は異常です。
- 寝れないからと言ってあなたはダメな人間ではありません。
- そのまま無理をして働き続けるには仕事人生は長すぎます。
- 条件が良い仕事より長く続けられる仕事のほうが人生楽しい。
- ショートスリーパーになれないかと無駄な努力と期待をしない。
以上です。
もう一度お話ししたいのですが、仕事に行きたくなくて寝たくないなら、今の環境から離れてゆっくりと休んでください。
人生は長いので、現在の仕事を辞めたとしても、いくらでも修正は可能です。
高収入や好待遇を追求することで心身を壊すよりも、健康を大切にしながら充実した人生を送れる働き方を見つけることが大切です。
有休をとってゆっくり休んだら、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。