転職しようか悩んでいる人「毎日残業ばかりでストレスが溜まっていてつらい…。できれば会社を辞めたいけど、残業が多いだけで転職するのは社会人として甘い考えなのかな?根性で乗り切るしかないのかな?」
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、パソコン1台で商品を販売しながら生活をしています。
もともと転職を何度も繰り返し、残業の多さから精神的に病んで1年間働けなかったことがあります。
今だから言えますが、当時は「長く働けないと社会人失格。」と、本気で考えていました。
現在は、残業が無い働くだけ稼ぐことができる仕事を手に入れました。そんな私は言えるのは「残業が多いことを理由に転職するのはアリ」という結論を解説します。
私と同じように転職することを「悪い行動」と考えている人ほど読んで参考になれば幸いです。
当記事で解決するお悩み- 残業の多さを理由に辞めて大丈夫?
- 残業が多い仕事から解放される方法は?
- 自分に合った仕事(天職)ってどうすれば見つかるの?
残業の多さを理由に辞めても大丈夫【心の病は直りません】
辞めても良いと感じる理由はシンプルで、仕事よりも心と体の健康のほうが大切だからです。
お金を稼ぐために一生懸命働くことは重要ですが、それで精神的な健康を失ったり体を壊したら意味がありません。
たとえ1億円が口座にあったとしても、ベッドで寝たきりの生活では空しいだけですよね。
無理して働くより、心と体を大切にして毎日「今日は楽しかったな!」と、布団に入れるほうがとても価値があります。
過去の私も
「残業が多いだけで仕事を辞めるなんてダメだ。もし、そんな理由で辞めたら何処の会社でもやっていけない…。」
と本気で考えていたのですが、今は心と体の健康を第一に働いています。
残業が多い仕事から解放される3つの対処法
手順は次のとおりです。
- ①有休を取って会社から距離を取る
- ②残業を減らすように本気で行動する
- ③ダメなら諦めて転職の準備を始める
①有休を取って会社から距離を取る
最初は疲れている心と体を回復させるために有休を取って会社から離れます。
疲れている状態で今後について考えても
「仕事を辞めたいな…。でも、転職する時間も元気もないし、失敗するかもしれない。それにしても、仕事だけで疲れている自分ってホントダメだなぁ。今日も仕事で失敗して怒られたし。それに…」
と、ネガティブな考えが洪水のように押し寄せてきます。
疲れている時は自分を責めがちで、冷静に考える余裕はありません。ですので、まずは有休を取って落ち着いた環境でゆっくり考えられる状態を作ることをおすすめします。
②残業を減らすため本気で行動する
冷静に考えられるようになったら、まずは転職せずに残業の多さを改善できないか考えます。
ここでは私が実際に残業ゼロを達成した「本気で残業を無くす行動」の手順です。
残業を無くしたくても「残業を減らしてください。」と、いきなり上司に言っても相手にされません。
時には「アイツは仕事のやる気が無い!」といった評価を受けることもありますので、計画を立てて順番に変化をさせる必要があります。
- ①自分が変化させられる作業で時間がかかる部分を見つける
- ②の作業時間を減らして、具体的な結果を報告書として作成する
- ③報告書を上司に渡して変化が会社の利益に繋がると実感してもらう
- ④上司に自分の作業以外でも行って良いか許可をもらう
- ⑤会社で影響力のある人に協力してもらう→成果はすべてその人に譲る
- ⑥残業時間が減ってる実感をする人を増やしんながら②~④を繰り返す
読むだけなら簡単ですが、実際に行動に移すのはかなり覚悟が必要です。
私は本気で取り組んで2年後に残業をゼロにしましたが、仕事時間以外で行うので精神的にも肉体的にもかなり頑張りました。
ただし、現在の会社が好待遇で転職したくないほど魅力的な場合は、まず残業をなくすための行動から始めてみるのもいいかもしれません。
②ダメなら諦めて転職の準備を始める
「冷静に考えたけど、残業時間を減らすのは大変だから転職しようかな…。」
と転職を決意した場合、退職届を書いて退職する必要があります。
退職の準備をする方法は下記の記事に書いてます現代はネットで調べれば退職する方法がすぐ手に入ります。
昔は情報が少なかったので、
- 拒否される
- 無視される
- 嫌がらせを受ける
- 自己中だと責められる
- 迷惑を考えろと言われる
- 会社の損害を払えと言われる
などの経験をして退職方法を手に入れました。
現在は無料で手に入る情報が多くありますので、私のように無駄な寄り道をせず円満な退職をしてください。
天職は『質より量』で探す【行動力が決め手】
天職を見つける唯一の方法は行動するしかありません。
ネットで情報を集めて「これなら合いそう!」と思って職種を決めて実際に働いてみても、まったく合ってなかったことはよくある話です。
自分に合った仕事は簡単には見つかりません
ここで「あなたに合った仕事を見つけましょう!」と言っても「そんな簡単に見つかったら苦労はしない。」とツッコミが入りそうですが、そのとおりです。あなたに向いてる仕事はそう簡単には見つかりません。
私はこれまで、
- 調理補助
- スーパーの売り子
- 皿洗い
- 倉庫清掃
- 搬入作業
- 検品作業
- 石材加工
- 型枠設計
- 建築設計
- 法律業務
- 総務
- 介護福祉
- 新聞配達
自分にぴったり合った仕事を見つけるまで、数多くの経験を積みました。
転職回数が多いと書類選考や面接で不利になるかもしれませんという声もありますが、私は全然気にしませんでした。
私は疲れることなく楽しく働ける仕事を求めていたので
転職の多さは=デメリット
ではなく、
転職の多さ=天職を見つかるチャンス
と捉え、積極的に行動してきました。
時には「自分って全然使えない人材だなぁ…。」と落ち込むこともありましたが、今はこれだけの仕事経験を通じて、一人で稼ぐスキルが身について良かったと感じています。
あなたに合った仕事を見つける方法は行動するのが最短
ここまで何度も強調してきましたが、疲れることなく楽しく働ける仕事を見つける最短の方法は、見つけるまで行動し続けることです。
行動しないことには見つかるものも見つかりませんので。
しかし、こうして説明をしても多くの人は今の暮らしを続ける方が楽なので行動はしません。
逆を言えば、ネットで情報を集めて、転職を多くした人と話し、ちょっと実体験を積めば、仕事が楽しいと感じる生活を他の人を置いて最短で手に入れることが可能です。
補足:転職に失敗して前より待遇が悪くなったらどうするの?
転職の話しをしたときに
- 現在より給料が減るのは避けたい
- 福利厚生が悪くなるのは避けたい
- ボーナスがないの会社に転職なんて嫌だ
と考える人もいると思います。
その場合は、転職ではなく、前述の「②残業を減らすため本気で行動する」に全力を注いでください。
「お金や好待遇=人生の成功」と考えている人にとって、転職はデメリットが多いです。
特に大企業へ中途採用は、実績がないと採用される確率は低いですね。
※参考にトヨタの中途採用の募集内容をリンクしておきますので時間があれば見てください。実績を必要としている募集ばかりです。
さらに補足:大企業での待遇が良くても転職した方が良かった例
ちなみに私は以前、700人規模のグループ企業で総務として月30万円ぐらいの給料で働いていました。
その後、介護士として実績を積んだ後、有料老人ホームに転職した結果、給料は以前の会社よりも約1.5倍の約45万円に増えました。
規模の大きい会社にいても居ても実績がないと、給料はそれほど上がらなかった例です。
まとめ:残業の多さを理由に会社を辞めても大丈夫
今回のまとめ- 残業の多さを理由に転職しても大丈夫です。
- 転職したくないなら影響力のある人を巻き込んで改善しましょう。
- 退職するときは誠実に行なって円満に辞めます。
- 自分に合う仕事を見つけるのは「質より量」で探しましょう。
- 心と体が疲れているのなら必ず休んでから転職活動をしましょう。
残業の多さで疲れていても「もっと頑張れば…!」なんて、根性で無理やり乗り切ることはせず、ゆっくり休みながら少しずつ実績を積んでいけば大丈夫です。
あと、休暇中に自分の現状を誰かに話すことも、新たな視点を得る良い方法です。
もし残業が多いことを解決するために専門家に相談したいのであれば、とりあえずリクルートエージェントで相談すれば問題ありません。
リクルートは業界最大級の転職サイトであり、サイトに登録すると専門のコンサルタントと無料で相談できます。
そのため、休暇中に気軽に相談してみてください。
新しい行動をするのは第一歩がとても大変ですが、行動した先には明るい世界が見えてきます。
ぜひ、最初の一歩を踏み出してみてください。