「何を調べたらいいのか分からない」
「リサーチしても文章がうまく書けない」
「効果的なリサーチ方法があれば教えてほしい」
本記事の結論を先に言うと、キーワードに関する情報を徹底的にリサーチできれば、読者の役に立つ記事が書けるようになります。
役に立つ記事を短時間で作成できるようになれば、毎月の報酬額を増やしたり空いた時間でスキルアップの勉強時間を確保できるようになれます。
実際に私が紹介するリサーチ方法で作成した記事は、Googleの検索結果ページで1位を獲得しています。
≫投稿して1か月で【1位】:「仕事に行きたくなくて寝たくない夜を過ごすなら、もう仕事を辞めて良い理由」
私が実践しているリサーチ方法をすべて本記事でお伝えできましたので、ぜひ最後まで読んで、文章がスラスラ書けるWebライターになってください。
小中悟(こなか さとし)
フリーランス8年目。7つの事業に失敗するも、8回目の成功で年商5,000万円超の事業を一人で経営する。本ブログでは、未経験から始めたWebライターで稼げるようになった方法を実話に基づいて発信。
1.リサーチとは何か?基本の知識
信頼性のある情報でクライアントの要望に応じて調査し、読者の役に立つ記事を書くことが、リサーチの役割です。
≫参考:三省堂国語辞典
インターネットは誰でも自由に情報を発信することができ、以下のデータより、誰でもスマホを利用して情報を発信する側になることができます。
スマートフォンの保有状況は、世帯の保有割合が90.1%となり9割を超えるとともに、個人の保有割合でも77.3%と堅調に伸びている。
引用:令和4年通信利用動向調査の結果
しかし、誰もが簡単に情報を発信できることから、嘘の情報や信頼性の低い記事も増えており、インターネットの信頼性は全体的に高くありません。
2021年の総務省の調査によれば、インターネットの信頼性について以下のような結果が示されています。
- 検索エンジンの情報を半々くらいしか信頼していない人が42.6%
- ブログやその他サイトに対して、情報が信頼していないと感じる人が30.6%
≫(出典)総務省(2021)「ウィズコロナにおけるデジタル活用の実態と利用者意識の変化に関する調査研究」
Webライターは読者に役立つ記事を提供し続けるために、信頼性の高い情報源からつねにリサーチを行う必要があります。
2.リサーチの目的は「役立つ記事」を書くこと
2-1.リサーチをしていないと文章は書けない
2-2.使える情報を選ぶ
2-1.リサーチをしていないと文章は書けない
Webライターを始めてすぐにぶつかる壁は、「文章を書けない」ことではないでしょうか。
頭には書くイメージが浮かんでいるのに、実際にキーボードに向かうと、何を書けばいいのか分からなくなる。
何とか書き始めても「考えていた文章と違う」と悩んでしまい、何度も手を止めてしまう。
イメージが浮かんでいるのに書けないのは、リサーチが不足していることが原因です。
私が最初に記事を書いたときは、2000文字の記事を完成させるのに13日も時間を使ったのにもかかわらず、没になって終わりました。
私のように一生懸命書いた記事が、クライアントの不信感を与えて何度も書き直すことにならないために、十分なリサーチを行いましょう。
2-2.使える情報を選ぶ
情報源からキーワードに関するデータを集めたあと、使える情報だけを選びます。
すべての情報を使うと3万字以上の記事になってしまい、情報量を見た読者は知りたいことを見つけるのが大変で読むのを辞めてしまいます。
集めた情報の中から、つねに「読者は何を求めているのか?」を意識することで、無駄な情報を省きましょう。
3.文章が書けない問題を解決するリサーチの7ステップ
3-1.クライアントをリサーチ
3-2.読者をリサーチ
3-3.仮説を立てる
3-4.競合サイトをリサーチ
3-5.キーワードのリサーチ
3-6.信頼できる情報だけを採用
3-1.クライアントをリサーチ
最初に行うことは、クライアントについて理解することです。
クライアントについて、あいまいな情報で記事を書くと、「言いたいことが分かりません」や「残念ですが、要望とかけ離れています。」と言われる結果になってしまうので、クライアントについてしっかり把握しておきましょう。
クライアントについて行うリサーチは、以下の6点です。
≫リサーチ内容
- 事業内容:どのような事業か?または、どのような依頼者か?
- お客様層:どのような人々が商品やサービスを購入しているのか?
- 掲載している記事:どのような内容の記事が掲載されているか?
- 主力商品・サービス:どんな商品やサービスか?魅力は?
- お客様の声・よくある質問:どのような意見や質問が掲載されているのか?
- 競合他社:どのような企業と競争しているのか?
クライアントのリサーチをしっかりと行うことで、「期待以上の成果を出すライター」というイメージを持ってもらい、継続的な仕事を獲得しやすくなります。
3-2.読者をリサーチ
2つ目のステップは、「キーワードを検索する人がどんな人か」をリサーチします。
「Webライターに向いている人」を検索する人は、答えを素早く知り、目指すか諦めるかを決めたいと考えています。
事務職や営業職に向いている人の説明をされても困るだけです。
要するに、読者はすぐに欲しい情報を納得できる内容で知りたいのです。
- どのような人が向いているの?
- 自分に向いているか知りたい!
- 向いている人は本当に稼げるの?
- 今すぐお金が欲しいから出来るか知りたい!
- Webライターを始めたけど稼げない…向いてない?
これらの疑問に答える記事を探しています。
欲しい答えをすぐに伝える記事を作成するために、キーワードを検索する読者のニーズをしっかりとリサーチします。
3-3.仮説を立てる
3つ目のステップは、「読者の悩みに応える記事の仮説を立てること」です。
「どんな説明で解決法を教えてくれるのだろうか?」という読者の期待に応えるために、仮説を立てます。
たとえば、読者が「Webライターに向いている人はどういう人か知りたい」という悩みがあれば、
- 【スタート】私はWebライターに向いている?
- →向いているか分かる記事を読もう!
- →向いている特徴には当てはまりそうだ!
- →でも、特徴だけで決めていいの?
- →向いているか具体的に分かる方法は無い?
- →実践したら向いてたけど、始めるのにできるだけお金を使いたくない。
- →お金を使わないスクールがあれば通って学びたい。
- 【ゴール】スクールがあったからさっそく申し込もう!
このような読者の検索意図を考えることが仮説です。
仮説が書ければ、次のような具体的な仮説が書けて、必要なデータを絞ってリサーチをすることで時間を短縮できます。
【仮説】
読者が知りたいこと:自分がWebライターに向いているか知りたい。
検索をする意図:会社での人間関係に疲れた。すぐに稼げると思ったから検討したい。
- 見出し:Webライターに向いている人の7つの特徴
- 見出し:たった1つの質問に答えるだけで向いているか分かる方法
- 見出し:1ヶ月で副業Webライターとして稼ぐために必要な10のスキル
- 見出し:初期投資5万円で通えるスクール3選
仮説を立てておけば、次のステップで集める多くの情報から、クライアントの目的と読者に役立つものだけを収集して文章を書くことができます。
3-4.競合サイトをリサーチ
4つ目のステップは、「競合サイトをリサーチする」です。
キーワードをインターネットで検索すると、競合サイトがこれから書く記事をすでに公開しています。
ですので、被ることのない記事を作成するために、競合サイトがどのような内容の記事を書いているのかを調べることが非常に重要です。
競合サイトでリサーチするポイントは以下のとおりです。
≫リサーチ内容
- 検索順位
- 狙っている読者
- 検索意図の回答
- 総ページ数
- 更新頻度
- 記事の文字数
- 誘導先
- 執筆者
競合サイトをリサーチすることで、時間をかけて書いた文章が「すでにあるのと同じ」にならず、独自の訴求ポイントを持った記事にすることができます。
3-5.キーワードのリサーチ
5つ目のステップは、キーワードのリサーチです。
これまでのリサーチで「クライアント」、「読者」、「競合サイト」に関する情報を収集できたので、次はキーワードに関する情報をあらゆるところから集めます。
情報は、公的機関や書籍、雑誌、専門家の意見、YouTube、ニュース記事、論文などから集めます。
情報を集める際の注意点として、仮説とは関係ないキーワードの情報は収集しないでおきます。
記事の文字数に限りがありますので、不要な情報を入れると、読者に伝えたい情報が入らなくなってしまいます。
読者が求める情報だけをリサーチするためには、必要な情報だけに絞って収集します。
3-6.信頼できる情報だけを採用
6つ目のステップは、集めた情報から信頼できる情報だけを採用します。
情報の中には、根拠となる情報が書かれていなかったり、データの出所が不明なものがありますので、読者が求める「具体的な事実と根拠のあるデータ分析」だけを選びます。
以下にWebライターが信頼できる情報源をまとめました。
≫優先的に採用する情報源
- 政府の情報やデータ
- Googleが公表するデータ・情報
- 執筆者の実体験(他人の体験は使用不可)
- 実名で執筆された専門家の書籍や論文
≫依頼内容に応じて採用する情報源
- 商品ページの情報
- メーカーが公表する情報
- SNS
- YouTube
集めた情報の中から、信頼できる情報を採用するほど、読者に信頼して貰いやすくなります。
補足:SNSやYouTubeは信頼できるの?
リサーチをする場所にSNSやYouTubeを記載したことで
「YouTubeの情報は本当に信頼できるの?」
「SNSってフェイクニュースが多くない?」
と感じる人もいるかもしれません。
しかし、情報収集してみると、仮説に役立つ切り口や主張が見つかるときがありますので、根拠が見つかればさらに説得力のある記事にすることができます。
一次情報だけに絞らず、専門家のブログやSNS、YouTubeからも仮説に役立てることができる情報を探しましょう。
まとめ
Webライターは、クライアントの目的に合わせて「読者の役に立つ記事」を書くためにリサーチを行います。
最後に、本記事をまとめましたので、ぜひチェックリストとして使ってください。
3-1.クライアントをリサーチ
事業内容は?
お客様層は?
掲載している記事は?
主力商品・サービスは?
お客様の声・よくある質問は?
競合他社は?
3-2.読者をリサーチ
キーワードを検索した理由は?
検索することになった背景は?
どのような結果が欲しいのか?
3-3.仮説を書く
読者が知りたいことは?
検索をする意図は?
キーワードに対する仮説は?
仮説を基にした構成は?
3-4.競合サイトをリサーチ
検索順位は?
狙っている読者は?
検索意図の回答は?
総ページ数は?
更新頻度は?
記事の文字数は?
誘導先は?
執筆者は?
3-5.キーワードのリサーチ先
企業の記事
ブログの記事
公的機関
書籍
雑誌
専門家の意見
YouTube
ニュース
論文
SNS
3-6.信頼できる情報だけを採用
≫優先的に採用する情報源
政府の情報やデータ
Googleが公表するデータ・情報
執筆者の実体験(他人の体験は使用不可)
実名で執筆された専門家の書籍や論文
≫依頼内容に応じて採用する情報源
商品ページの情報
メーカーが公表する情報
SNS
YouTube